ヤマト社員はモノを運ぶ道具までのツナギです。

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いずれセールスドライバーが荷物を宅配する仕事は無くなります。

今は、そのイノベーションが起きるまでの”つなぎの期間”で、最も人が苦労している時期なんです。

ヤマト運輸の宅配現場の労働負荷が限界に達している。労働時間の長さが問題だが、その内容の変化も見逃せない。営業で荷物を集めてくるより、荷物の宅配に追われ、単調な仕事が多くなっている。ヤマトは仕事の量と質をどのように変えるのか。

情報源: ヤマト社員「我々はモノを運ぶ道具なのか」

かつて、電話には「電話交換手」という仕事があって、相手に電話をかけるには交換手に相手を呼び出してもらった上で、相手と通話ができるという仕組みだったそうです。

しかし今は、相手の電話番号を入力すれば、誰の手も介さずに相手の電話端末が鳴り、すぐに通話ができるようになりました。

これと同様なイノベーションが宅配業界にも、近い将来に起こります。

モノを運ぶ道具はまもなく!

ヤマト運輸は、今の状況はツライのでしょうが再配達時間帯の縮小、運送費用の値上げで対抗するのではなく、「モノを運ぶ道具」の開発に着手するべきです。

ここに着手できなければ、間も無くAmazonのドローンが飛び立ち、せっかくの大口契約を失うことになるのではないでしょうか。

そうなれば、ドローンで配達できない一部の顧客宛ての荷物のみをドローン並みの低価格で宅配しなければならない状況にもなるかもしれません。

セールスドライバーは継続できます

そうは言っても、セールスドライバーがなくなるわけではないでしょう。

宅配業の発送の点に集中すればいいんです。

配達と一緒にセールスを行うというのが無理なんです。
佐川のように法人向けを強化するのであれば、アリですがヤマトは個人向けを重視しています。

それならば、宅配は「モノを運ぶ道具」に任せ、新たな発送元となる顧客の開拓に専念するべきです。それにより、セールスの質の向上も見込めます。